代表挨拶

“素材”から、人々の暮らしを豊かにし、地球環境を守ることを考えます。
ヒカリ素材工業は、金属粉末という“素材”を提供している会社です。“素材”は英語で“material”。“material”の語源はラテン語の“materia”になります。
“materia”を日本語に訳すと“質料:しつりょう”で、辞書によると意味は、“ある形式を備えたものの材料・素材になるもの”ということです。
古代ギリシアの哲学者“アリストテレス”によると、「木は木材の質料だが、木材も家の質料である」。
アリストテレスにはもっと深い思考があったと思いますが、わたしは勝手に「“質料=素材”は、ヒトの手によっていろいろなものに変化する原料となるもの」と解釈しました。
恐れ多くも、わたしなりに独断と偏見で考えてアリストテレスのコトバの先を続けると、「木は木材の質料だが、木材は家の質料である。そして、家はヒトの幸福の質料である」。
わたしたちがつくっている金属粉末が製造者に渡る。そこでいろいろなモノが形になって現れる。そして、生活者に移る。彼らが手にとった時に、楽になったり、楽しくなったりする。原料である金属粉末は、生活者の幸せにつながっているのではないか。
ということは、最も川上にあるわたしたち素材供給源がしっかりしなければ、いいモノづくりはできない。いいモノに出会えない生活者は喜ばない。ということになります。
だからこそ、ヒカリ素材工業は、取り扱いが難しいが高品質な製品を可能とする“ディスクアトマイズ法”という金属粉末製造システムを導入したのです。
確かに、ディスクアトマイズ法は、ガスアトマイズ法や水アトマイズ法に比べると機構が複雑で、微妙な調整が必要なことなど、骨が折れることが多いと思います。
それでも、結果的に球状で流動性の良い、不純物や酸素が入り込んでいない、苦労しただけのことがある良質の金属粉末を生み出してくれるのです。
最上流の素材屋が努力をすれば、良品を創出するモノづくりの一助となれる。最終的には生活者の快適な暮らしの支えになれる。わたしたちは、この善循環を続けていきたいと思います。
また、金属粉末は環境問題に貢献している素材でもあるのです。エネルギーの消費をセーブすることができ、製品の製造を効率化するのでコストも抑えられます。素材からでも継続可能な社会に寄与できるのです。
加えて、いま金属粉末は次期エネルギー開発に取り組んでいる企業が注目している素材であり、水素関連、電気自動車関連、太陽光発電などに組み込まれる部品の製造に使われています。
人々の暮らしを豊かにし、地球環境を守ることのできる金属粉末であり、これからの可能性は無限大に拡がると信じています。
ヒカリ素材工業株式会社
代表取締役社長
坂口 晋一
経営理念
経営理念 | 地球環境と調和した経営活動で、お客様の満足する商品を納期通り提供する為に、 継続的な改善の取り組みを推進し、創造の心で社会に貢献する。 |
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環境方針 | ヒカリ素材工業株式会社は、非鉄金属粉末の製造・販売を通じて、環境に関する法規制及び当社が同意するその他の要求事項を順守し、地球温暖化防止をはじめ、「環境負荷の少ない事業活動」を目指して、持続可能な社会の実現に貢献するために環境マネジメント活動を推進します。 |
品質方針 | お客様に良い製品を提供する。 |
情報セキュリティ基本方針
ヒカリ素材工業株式会社(以下当社)は、お客様をはじめとするステークホルダー並びに当社の情報資産を各種脅威から守り、お客様ならびに社会の信頼に応えるべく情報セキュリティ基本方針を定め、当社の情報セキュリティに対する取り組みの指針といたします。
1.経営上の位置づけ
情報セキュリティの取り組みを経営並びに事業における重要課題のひとつと位置づけ、全社統制のもと組織的かつ継続的に情報セキュリティの改善・向上に努めます。
2.社内体制の確立
情報セキュリティの維持及び改善のための体制を整備し、情報セキュリティ管理規程を定め遵守します。
3.教育・訓練
当社の役員並びに従業員(当社の指揮命令下にある者全員)に対して、情報セキュリティのために必要とされる教育訓練ならびに啓発活動を継続的に行い情報セキュリティへの取り組みを確かなものにします。
4.法令及び契約上の要求事項の遵守
情報セキュリティに関わる法令、規制、規範、契約上の義務を遵守するとともに、適切に管理・運用します。
5.違反及び事故への対応
情報セキュリティに関わる法令違反、契約違反及び事故が発生した場合には適切に対処し、再発防止に努めます。
制定日:2020年12月7日
ヒカリ素材工業株式会社
代表取締役社長 坂口 晋一